ここらでちょっと一休み…

こんにちは、Sayuriです。

 

今まで高卒認定試験の対策として漢字や文法の勉強を進めてきました。

次からは、いよいよ文章の読解に入っていくのですが、

その前に、今日は休憩タイムにしたいと思います。

 

今日、書くことは直接対策になるわけではないので、

コーヒーでも飲みながら

ゆったり読んで下さいね♪

 

3月も終わりに近づき、春がやってきた!という感じがする

今日この頃です。

桜のつぼみも膨らみ始め、早い桜はもう咲き始めているものもありますね。

日本人にとって、桜の花は「桜前線」があるように生活の中でも非常に

重要なものとして大切にされていますよね。

 

【桜への思いはいつから?】

 

桜を愛でることは、昔から日本人の中にあったのでしょうか?

実は少し違います。

奈良時代は「花」といえば「梅の花」でした。

万葉集の中には、「桜」を詠んだ歌よりも「梅」を詠んだ歌が

何倍も多いのです。

 

我妹子が 植ゑし梅の木 見るごとに 心咽せつつ 涙し流る 

(大伴旅人)

私の愛するあなたが植えた梅の木を見るたびに胸がつまって

涙が流れてしまう。

と、いうような意味の歌です。

 

「妹」は古文の中では、「恋人、妻」という意味があります。

今の兄妹関係とはちょっと違いますね。

こんな風に「梅」を詠んだ歌はとても多いのです。

 

そう言えば、私が結婚して実家を出た時に、私の父が「記念樹に」と

言って梅を植えていました。なにか深い意味があったのでしょうか…。

父の心の中にも、「梅」は重要だったのか、ただ狭い庭に

桜は植えられなかったのか。

おそらく後者だと思います。

 

春を真っ先に告げる「梅」への思いから、「桜」に移ったのはいつ頃なのでしょうか。

 

「桜」は実は、万葉集でも出てくるのですが、「桜」が歌に多く読まれる

ようになるのは、平安時代に入ってからのことです。

今では、春と言えば「桜」のイメージですが、奈良時代の人々にとっては

春を真っ先に知らせてくれる「梅」の存在は大きかったということですね。

 

「梅」にしても「桜」にしても、花を愛する中で季節を感じ、

桜前線まで発表してしまうのは、日本人の独特の感性だと思います。

そろそろ花が咲くだろうか…満開になった…

散ってしまう景色もまた美しい…

その繊細な心こそが日本人の持つ感覚の特徴だと言えますね。

 

【日本語に見る情緒】

 

以前、翻訳家の戸田奈津子さんの講演を聞いたことがあります。

映画の字幕をつける時に、英語を日本語に変えるのですが、

英語にはあるけれど日本語には適切な表現がないというものがあり、

それをどう訳すのか、というお話をされていました。

 

英語圏、特にアメリカでは、たくさんの民族がともに暮らしています。

ですので、自己を主張するような言葉やきつい言葉も日本語よりも

多くあります。逆に、日本は元々少数の民族が暮らす国だったので、

自己主張をする言葉や厳しい言葉よりも繊細な感覚を表す

言葉がたくさん生まれました。

 

例えば、「雨」のつく言葉にはどんなものがあると思いますか?

春雨、五月雨、梅雨、時雨、秋雨、霧雨など、「雨」一つをとっても

色々な状態を表す言葉があります。

これは、日本が雨が多い地域であることも理由ですが、「雨」にも

いろいろな名前をつけて味わう情緒がある、ということでもあるのです。

こういった日本人の感覚が、多様な言葉にも表れていて昔から生活の中に

息づいている感覚であり、日本人らしさを表していると言えますね。

 

【日本の四季】

ところで、日本には春夏秋冬があります。

この春夏秋冬も古典の中では今とは違う時期を表しています。

 

古典では…

1月(睦月むつき)、2月(如月きさらぎ)、3月(弥生やよい)…春

4月(卯月うづき)、5月(皐月さつき)、6月(水無月みなづき)…夏

7月(文月ふみづき)、8月(葉月はづき)、9月(長月ながつき)…秋

10月(神無月かんなづき)、11月(霜月しもつき)、12月(師走しわす)…冬

にあたります。()は古文の中での月の名前です。

年賀状に「初春」と書きますが、1月を「春」とする旧暦の習わしによるものです。

 

現代では…

3月、4月、5月…春

6月、7月、8月…夏

9月、10月、11月…秋

12月、1月、2月…冬

 

こんな感じでしょか?住んでいる地域にもよると思うのですが…。

私の暮らしている場所では、このような感じだと思います。

 

最近は、異常気象と呼ばれる現象も多く、四季があるようなないような…

という年も珍しくありません。

日本には四季がある、「桜」を愛すなど、当たり前だと感じていることが

昔は違っていたように、この先何百年後?何千年後?には全く違う感覚に

なっているかもしれませんね。

日本といえば、ヤシの木、スコール、砂漠…

という時代が来るかもしれません。

 

が、今の所、桜の開花が待ち遠しい今日この頃です。

 

【まとめ】

 

・奈良時代は、「桜」より「梅」がポピュラーだった。

・平安時代から「桜」がたくさん歌に詠まれるようになった。

・日本人の繊細な感覚が言葉にも現れている。

・日本の四季も古文の世界では、違う月を表していた。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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